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SCATT講座(セッティング編)

記事カテゴリー:射撃よもやま話  投稿者:管理者  登録日:2023.12.12

基本

本体の種類:MX-02、BASICの2種類(正確にはMX-W2を加えた3種類)があり、対応ソフトが異なる
ソフト:Expert(現行ソフト)、Basic(BASIC専用ソフト)、Professional(古いソフト・非推奨)の3種類がある

取り付け方法

1.銃への取り付けとPCへの接続

できるだけ銃身に並行な円筒形の箇所にとりつける
取り付け後にカメラが標的を写せる場所であること、コードが邪魔にならない場所であることに注意
※真下に限らず、横向きや斜めに取り付けても全く問題ない
プリズムの一つの角がある方にバンドの穴を入れ、その後に二股側に緩めたネジを入れてネジを閉めていく
ネジを閉めても固定されない場合は、緩めて一つキツい穴に入れ直して閉め直す
→しっかり固定されていることを確認

注意1:プリズムについている角度調整用のネジは10mでは使用しない(使用しても意味がない)ので、緩めるか外しておくことを推奨
注意2:MX-02は標的までの距離(ピント合わせ)ができるようになっている。少々ズレていても問題ないが実際の使用距離に合った場所に合わせておくこと
注意3:MX-02には屋外で使用するときなどのためにアイリス(絞り)が付属する。それがつけっぱなしになっていると屋内では使い物にならないので外しておくこと

USBケーブルでPCと接続する
SCATT本体側のUSB差込口はちょっとしたことで接触不良になりやすいので負荷がかからないようにコードをテープ等で止めておくことを推奨
ソフトを立ち上げ、ユーザーを選び(基本的にGUESTを選べばOK)、種目を選ぶだけ

2.キャリブレーション(較正)

キャリブレーションとは:SCATTの取り付け位置の自動設定とセンサー感度の手動設定をするモードのこと
画面中央に黒い丸、下にスライドバーが表示される
自動でキャリブレーションモードに入るがソフトによっては手動で選ぶ必要がある

ここでやることは2つ
・センサー感度の確認:衝撃の度合いがバーに表示されるので、空撃ちでは反応してボルト・レバーの操作では反応しないちょうどいいあたりにスライドバーを動かす
・適当に狙って空撃ちする:センサー取り付け位置がそれだけで自動設定される

※上手くいかないときの対処方法
previewモードにして標的を狙い、画面中央にちゃんと標的の黒丸が表示されるかどうかを確認する
→画面に何も表示されない……USB接続がちゃんと認識されていない(接続しなおし、再起動など)
→真ん中狙ってるのに標的が明後日の場所に表示される……SCATTの取り付けに問題がないか確認、取り付ける場所を変える
→ちゃんと標的は真ん中に表示されるのに空撃ちしても反応しない……プレビューでの黒丸の濃さが下記画像くらいに濃くなってるか確認。薄いようならUSBを一度抜いて差し直す

3.ゼロ点合わせ(修正)

キャリブレーションが済むと標的が表示され分析モード(試射)に入る
撃った後に画面下の「修正」ボタンを押すと着弾点の色が変わり、クリックして動かせるようになる
→動かすと、動かした分だけ次回から軌跡と着弾点が移動するようになる(すでに撃ったやつは移動しない)

理想:確実にど真ん中と確信できる場所を狙って撃ち、着弾点をど真ん中に動かす
現実:何発か撃ってみて、照準がどこに収まろうとしているのかを見て、そこから10.9までのズレの分だけ着弾を動かす


コメント3件

  • kawamura | 2023.12.12 21:17

    エアライフル場には既にSCATT本体を用意してあるのでしょうか。

  • 管理者 | 2023.12.12 22:25

    まだです
    専用ケース(になりそうなプラケース)を明日あたりダイソーで調達して木曜に持っていくつもりです

  • 管理者 | 2023.12.18 12:27

    ダイソーにいい感じのがなかったんでセリアで見つけたケースをSCATT専用ケースとしました。No5ロッカーに入れてあります

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